社会復帰は「段階」で——arukuwaの6つのステップ
「早く働かなきゃ」「人と関わらなきゃ」——回復を急ぐほど、一足飛びの目標は折れやすくなります。回復から社会復帰へは、順番(段階)があります。arukuwa(アルクワ)は、これまでの運用の中で、その段階を6つのカテゴリとして形にしてきました。
arukuwaの6つのステップ
下にいくほどハードルが上がります。今の自分がいる段階から、無理なく始めてください。
- ① 布団の中で:気持ちを言葉にする(例:今どんなことを考えていますか?)
- ② 部屋の中で:体と環境にそっと働きかける(例:起き上がって深呼吸する、窓を開ける)
- ③ 自宅で:生活や家族との関わりを少しずつ(例:家族のことを書き出してみる)
- ④ 出かける:外の世界へ一歩(例:コンビニまで/スーパーまで)
- ⑤ 磨く:学び・スキル・自分を育てる(例:資格や趣味を「調べる」)
- ⑥ ふれあう:人とつながる(例:感謝を伝える、相談する)
なぜ「段階」が大事なのか
大きな目標は、達成できないと「またできなかった」という失敗体験になります。逆に、小さく刻んだ一歩は「できた」という成功体験になり、次への力になります。arukuwaがアクションを細かく分けているのは、この成功体験を積み重ねるためです。
「磨く」の進め方:調べる→目標→報告
⑤の段階では、いきなり成果を求めません。arukuwa の「磨く」アクションは、調べる → 目標を立てる → 中間報告 → 完了報告という小さな手順に分かれています。「資格を取る」ではなく「資格について調べてみる」から。手順を踏むこと自体が前進です。
最後の段階「ふれあう」
人とのつながりは、いちばん勇気がいる段階です。だからこそ最後に置いています。「サポーターに感謝を伝える」「信頼できる人に相談する」、つらい時には「カウンセラーや医師に相談する」——人に頼ることも、立派な一歩です。
戻っても、止まってもいい
段階は一方通行ではありません。進んだり戻ったりしながら、らせん状に回復していきます。今日の自分に合う段階で大丈夫です。
※ 本記事は一般的な情報であり、医療・治療を目的としたものではありません。心身の不調が続く場合は専門家にご相談ください。
よくある質問
Q.ステップは必ず順番通りに進めないといけませんか?
A.いいえ。今の自分に合う段階から始めて構いませんし、行きつ戻りつしても大丈夫です。回復は一直線ではなく、らせん状に進みます。
Q.どのくらいの期間で次の段階に進めますか?
A.人によって大きく異なり、決まった期間はありません。期間ではなく「できた」を数えて、自分のペースで進めることが大切です。
Q.進んだ段階から戻ってしまいました。失敗ですか?
A.失敗ではありません。調子には波があり、戻ることも回復の自然な過程です。できない日は休み、できた日だけ積み重ねれば十分です。
